フィナーレの意味とは?例文やファイナル/グランドフィナーレとの違いは?フィナーレの意味はイタリア語で最後?フィナーレとグランドフィナーレとの違いは?フィナーレは英語ではファイナル?フィナーレとファイナルの違いは?フィナーレの類語は?フィナーレの使い方も例文で解説します!
フィナーレの意味とは?

フィナーレは、物事の最終場面でよく使われる言葉ですね。
「何十年も歌手として活動してきたが、本公演でついにフィナーレを迎える」
「ライブのフィナーレを飾るのはこの人です!」
今日は、フィナーレについて解説していきましょう\(^o^)/
イタリア語で「finale」。
①多楽章の音楽作品の終曲・終章
②オペラ(歌劇)の最終場面
③物事の締めくくりの部分
フィナーレは、イタリア語のスペルで「finale」と表記し、最後という意味です。
音楽用語のフィナーレは、①多楽章のソナタ・交響曲などの最終楽章のことを指します。
演劇用語のフィナーレは、②オペラなどの舞台音楽で、各幕もしくは作品全体の最後の部分のことです。
日常生活では、③の演劇・祭典・催事などの終わりの場面という意味で使われます。
「フィナーレを迎える」を言い換えると、「最終局面を迎える」です。
また、長寿番組の最終回、〇〇周年記念イベントの終幕など、特に大勢の人の思いが詰まった物事の最後の場面に「フィナーレを飾る」と言われますね。
グランドフィナーレの意味とフィナーレとの違いは?

フィナーレは、グランドフィナーレと使われることがありますが、違いはあるのでしょうか?
イタリア語で「grand finale」。
祭典・スポーツなどで、最も盛り上がる最後の部分。
グランドには、「壮大な・雄大な」という意味があり、グランドフィナーレはただの終わり(フィナーレ)ではなく、一番大事な締めくくりの部分です。
クライマックスと言い換えるとわかりやすいですね。
フィナーレ:単なるおしまい
グランドフィナーレ:最後の盛り上がり部分
フィナーレとファイナルの違いは?

フィナーレとファイナルは、両方とも終わりを表す言葉ですが、どのように違うのでしょうか?
フィナーレ(finale)はイタリア語の名詞で「最後」という意味です。
コンサートや演劇分野を中心に、ドラマチックなストーリーを期待させるときや感動の結末を煽りたいときに使われます。
対して、ファイナル(final)は英語の形容詞で「最後の」という意味ですが、名詞としては「決勝戦」になります。
スポーツの決勝戦やライブイベントの最終公演に使われることが多いです。
フィナーレを迎える→大詰めを迎える
ファイナルを迎える→決勝戦を迎える
ちなみに、英語にラスト(last)がありますが、連続したものや順序のあるものの最後という意味です。
ファイナル(final)の最後は完全な決着・完結ですが、ラストにはこの意味は含まれていません。
フィナーレの関連語
「fin」はラテン語の「finire」が語源で、終わる・境界を定めるという意味があります。
フィナーレの関連語の英語を紹介していきましょう\(^o^)/
- ファイナル(final):最後の、決勝戦
- ファイン(fine):すばらしい、洗練された
- フィニッシュ(finish):終わり
- インフィニティ(infinity):無限大
- ディファイン(define):定義する
フィナーレの類語は?

ここでは、フィナーレの類語を紹介していきます\(^o^)/
佳境(かきょう):物語や演劇の興味を感じさせる場面
最高潮(さいこうちょう):雰囲気や感情が最も高まる場面
終幕(しゅうまく):演劇や事件の終わり
大団円(だいだんえん):物語や事件がめでたくおさまる最後の局面
山場(やまば):物事の最も重要で緊迫した場面
エピローグ:小説・演劇の終わりの部分
クライマックス:作品で最も盛り上がるところ
フィナーレの使い方(例文)は?

フィナーレは、物事の最終局面を表す言葉でしたね。
それでは、フィナーレの使い方を例文で紹介しましょう\(^o^)/
「10周年記念コンサートがフィナーレを迎えた」
「二人の物語の感動のフィナーレとは!?」
「その番組の最終回でフィナーレを飾ったのは、司会者のスピーチだった」
「二人の結婚式のフィナーレにふさわしい曲を選ぼう」
「ストーリーはついにグランドフィナーレを迎えた」
フィナーレについて、最後まで読んでいただきありがとうございました!
感動のフィナーレが迎えられるといいですね!

