メモリアルの意味とは?ボックス/デー/ベアとの関係は?例文も!メモリアルの意味って?メモリアルの英語と語源は?メモリーやアニバーサリーとの違いは?メモリアルデーは祝日?メモリアルベアは贈り物にピッタリ!メモリアルボックスやメモリアルパークとは?メモリアルの使い方も例文で紹介!
もくじ
メモリアルの意味とは?

メモリアルは、大事な記念となるときに使われる言葉です。
結婚式で二人の生い立ちや馴れ初めを「メモリアルストーリー」として流したり、赤ちゃんの誕生祝いに「メモリアルベア」を送ったり…
何かを記念して「メモリアルコンサート」が行われることもありますね。
今日は、メモリアルについて解説していきましょう\(^o^)/
故人や事件などを記念したもの。
メモリアルとは、人や出来事を記念するものという意味で、特に亡くなった人を追悼する場合に使われる言葉です。
メモリアルを日本語にすると、記念日・記念物・記念碑・記念祭などになります。
日本では、「追悼の」という意味は含まれず、ただ単に「記念の」という意味で使われることもあります。
例えば、「引退メモリアルアルバム」なら引退を記念したアルバムの意味で、「メモリアルコンサート」なら何かを記念したコンサートの意味です。
しかし、メモリアルは基本的に死に関連する言葉なので、英語圏では生きている人の誕生日や結婚式などには使わない方が良いです。
楽しい記念日には、あとの項目で説明するアニバーサリーを使いましょう!
メモリアルはただの記念ではなく、追悼のニュアンスがある!
メモリアルの英語と語源は?

メモリアルの英語のスペルは「memorial」です。
①記念の・追悼の・記憶の
②記念物・記念館・記念碑・記念行事
③記録・覚え書き・年代記
「peace memorial ceremony(平和記念式典)」
「We performed a memorial service for the deceased .(亡き人を弔った)」
「It turned out to be a good memorial.(それは良い記念になりました)」
メモリアルサービスは、葬式や通夜とは別に故人の親族や友人が集まって故人を偲ぶもので、日本の追悼式や告別式にあたります。
メモリアル(memorial)の語源は、ラテン語で「記録・記念物」を意味する「memoriale」が由来です。
メモリアルとメモリーの違いは?

メモリアル(memorial)は「記念の・記憶の」の意味の形容詞ですが、名詞形はメモリー(memory)で「記念・記憶」という意味になります。
つまり、メモリーは記憶そのもので、メモリアルは大切な人を思い出すという意味合いがあるのですね。
記憶、記憶力、思い出、記念
メモリーの複数形はメモリーズ(memories)になり、思い出を数えるときに使います。
<例文>
「Memories of happy days.(幸せな日々の思い出)」
「Let’s make some memories.(思い出を作ろう)」
ちなみに、パソコンなどの記憶装置のメモリーもこの「memory」です。
メモリアルの派生語
「memo」は言葉の前について「思い出す」という意味を持たせる接頭辞です。
ラテン語で「記憶している」という意味の「memini」が語源になります。
メモリアルの派生語をこの機会に覚えてしまいましょう\(^o^)/
メモリアル(memorial):形容詞。記念の、記憶の。
メモリー(memory):名詞。記念、記憶。
メモライズ(memorize):動詞。記憶する、暗記する。
メモラブル(memorable):形容詞。記憶すべき、忘れられない。
メモ(memo):名詞。メモ。(「メモランダム(memorandum)の省略形」)
メモリアルとアニバーサリーの違いは?

メモリアルとアニバーサリーは、両方とも記念日の意味ですが、どのように違うのでしょうか?
ある出来事に対する毎年の記念日。
日本語のアニバーサリーは主におめでたいことに使われますが、英語の「anniversary」はもっと広い意味を持っています。
- ~周年
アニバーサリーは、結婚記念日や遊園地の営業開始日などの良い意味で「~周年」という使い方以外にも、事故や事件などが「あれから~年」という悪い意味でも使うことができます。
「one’s wedding anniversary.(結婚記念日)」
「Happy anniversary!(記念日おめでとう!)」
「birth anniversary(生誕記念)」
「We celebrated the centenary anniversary day.(学校の創立100年を祝った)」
「27th Anniversary of JAL Accident(日航機事故から27年)」
- 命日・年忌・回忌
日本で命日をアニバーサリーとは言いませんが、英語では毎年やってくる命日のこともアニバーサリーで表現できます。
「the first anniversary of a person’s death(一周忌)」
「Tomorrow is the anniversary of his death.(明日は彼の命日です)」
メモリアルとアニバーサリーの違いをまとめると、以下のようになります。
メモリアル:人や出来事を記念するもの。亡くなった人を追悼するときに使う。
アニバーサリー:~周年記念日。良いことにも悪いことにも使える。
メモリアルが含まれる言葉の意味を解説!
メモリアルは、他の単語と組み合わせて使うことが多いです。
例えば、「メモリアル〇〇」なら、「〇〇の記念」という意味になります。
メモリアルデー

メモリアルデーは日本語にすると記念日ですが、アメリカでは特別な意味があります。
英語で「Memorial Day」。
戦没将兵追悼記念日(せんぼつしょうへいついとうきねんび)。
メモリアルデーとは、アメリカの祝日で5月の最終月曜日に設定されています。
この日は、戦争で亡くなったアメリカの男女や兵士を追悼する日です。
メモリアルデーは、墓地や記念碑を訪れたり、家族で集まったりする日です。
他にも、アメリカのショッピングセンターでセールが開催されたり、ハワイで灯篭流しのイベントが行われたりします。
メモリアルベア

ポッシュ・シゴーニュ社の商標登録に、メモリアルベアがあります。
他の企業の製品は、体重ベアやウェイトベア、ウェイトドールなどと呼ばれています。
何かの記念として残しておくためのクマのぬいぐるみのこと。
メモリアルベアとは、記念のぬいぐるみですが、一般的には赤ちゃんが生まれたときと同じ体重・身長で作られるテディベアを指します。
子どもの誕生の記念、結婚式で両親へプレゼント、友達への出産祝い…メモリアルベアは人生の節目で大事な役割を果たすのです。
メモリアルベアを世界で初めて作ったのは、なんと日本のポッシュ・シゴーニュ社です。
職人が一つ一つ丁寧に手作りをしていて、アフターケアのサービスも万全に行われています。
大切な人へのプレゼントとしてメモリアルベアを送るなんて素敵ですね!
メモリアルボックス

赤ちゃんが産まれたら、思い入れのあるグッズがどんどん増えていきますよね。
へその緒、初めて切った髪の毛で作った赤ちゃん筆(胎毛筆)、エコー写真、初めてのおもちゃ…などなど。
残しておきたい大事な宝物を入れるのが、メモリアルボックスです。
何かの記念品を入れるための箱のこと。
メモリアルボックスは、たまひよショップ・楽天・アマゾンなどにも売っていますが、手作りしても素敵ですね♪
結婚式で、二人の思い出のアイテムを入れて紹介するためのメモリアルボックスもあります。
また、天国へ旅立ってしまったペットの骨壺が納められるペット用の仏壇も「メモリアルボックス」と呼びます。
メモリアルパーク

メモリアルパークは記念公園と訳され、特定の出来事を記念する公共の公園のことです。
日本国内にも万博記念公園をはじめとしたメモリアルパークがたくさんあります。
また、メモリアルパークは共同墓地・霊園という意味もあり、日本では霊園の名称に「メモリアルパーク」や「メモリアルヒルズ」とつけられています。
葬儀会館に「メモリアルホール」と名がつく場合もありますね。
メモリアルの使い方(例文)は?

メモリアルは、何かを記念するものという意味ですが、故人を偲ぶ追悼のニュアンスも含まれるので使い方には注意しましょう!
それでは、メモリアルの使い方を例文で紹介していきます\(^o^)/
「開園30周年を記念して、メモリアルイベントが行われた」
「誕生日の食事会でメモリアルケーキを予約した」
「結婚式でメモリアルキャンドルを使って演出をした」
「子どもの小学校卒業記念に、メモリアルランドセルを作った」
「テロで犠牲になった人のためにメモリアルセレモニーをする」
「ペットの遺骨からメモリアルダイヤモンドを作って形見にした」
メモリアルについて、最後まで読んでいただきありがとうございました!
ぜひ、大切な思い出はメモリアルとして残しましょう!

