神出鬼没の意味とは?語源(由来)や類語は何?使い方も例文で紹介!神出鬼没の読み方は?神出鬼没の意味はどこにでも出没すること!?神出鬼没の語源(由来)は何?神出鬼没の類語はあるの?神出鬼没は英語でどう表現すればいい?神出鬼没の使い方も例文で紹介!神出鬼没について簡単に解説します!
神出鬼没の読み方と意味とは?

今日は、四字熟語の神出鬼没について解説していきましょう\(^o^)/
読み方は「しんしゅつきぼつ」。
鬼神のようにたちまち現れたり、消えたりすること。
神出鬼没(しんしゅつきぼつ)とは、鬼神のように自由自在に出没して、所在が容易にわからないことです。
「神出」は神が現れること、「鬼没」は鬼が消えることです。
神出鬼没は、自在に出没する様子を神や鬼に例えた言葉なのですね。
神出鬼没は、どこでも好きなところに現れて、用事が終わるとたちまち消えてしまうような、居場所がつかめない人に対して使われます。
「あいつは神出鬼没な人だ」は、予測できない動きをする人ということです。
良い意味で使われるよりも、「いつもどこにいるかわからない人」と、やや呆れ気味の悪いニュアンスで用いられることが多いかもしれません。
ドラマやアニメなどの作品では、大泥棒・忍者・怪盗などのいつ登場するのか予想ができないキャラクターが「神出鬼没」だと言われます。
巧妙に変装し周囲を翻弄するような、正体不明で怪しげなキャラクターには「神出鬼没」は褒め言葉なのです。
神出鬼没の語源(由来)は?

神出鬼没の語源は、昔の中国の書物「淮南子 兵略訓」の以下の文章が由来です。
「善者之動也、神出而鬼行、星耀而玄運、進退詘伸、不見朕憖。」
(善くする者の動くや、神出にして鬼行、星の耀きて玄の運るがごとく、進退詘伸には、朕憖を見ず。)
これを現代語訳すると、以下のようになります。
(兵士で)優れている人の行動は神出鬼没で、星の輝きや空がめぐるように、一挙一動は前触れがなく、痕跡を残さないのだ。
ここでは「神出鬼行」となっており、本来は戦いが得意な兵士への褒め言葉として使われていました。
神出鬼没の類語は?

「いろんな場所に姿を現すこと」という意味の神出鬼没の類語を紹介していきましょう\(^o^)/
鬼出電入(きしゅつでんにゅう):目に止まらない速さで現れたり消えたりすること
出没自在(しゅつぼつじざい):自由に現れたり隠れたりすること
神鬼出没(しんきしゅつぼつ):たちまち現れたり、消えたりすること
神出鬼行(しんしゅつきこう):出没が人間業でなく、自由で変化のはかりしれないこと
神変出没(しんぺんしゅつぼつ):人間にははかり知ることのできない、予測できない変化のこと
変幻自在(へんげんじざい):現れたり消えたり変化したりが、自由自在なこと
神出鬼没を簡単な言葉で言い換えると、「どこにでも顔を出す、あちこちに現れる、至る所に出現する」などになりますね。
神出鬼没の英語は?

神出鬼没は、英語でどう表現すれば良いのでしょうか?
「appearing in unexpected places and at unexpected moments(予期しない場所で予期しない瞬間に現れる)」
「elusive(つかまえどころのない)」
「phantom(幽霊のような)」
神出鬼没の「どこにでも出没する」というニュアンスを英語で出せると良いですね。
神出鬼没の使い方(例文)を紹介!

神出鬼没とは、神業のように突然現れたり隠れたりすることでしたね。
主に行動が自由自在で、所在が計り知れない人に対して使われる言葉です。
それでは、神出鬼没の使い方を例文で見ていきましょう\(^o^)/
「彼は神出鬼没な人なので、いつ会えるかはわかりません」
「ルパン三世は神出鬼没の大泥棒だ」
「神出鬼没の画家が描いた、世界の路上アート」
「神出鬼没の策略で、相手チームを翻弄する」
「社長は神出鬼没に現れるので気が抜けない」
「彼女は話が終わると、神出鬼没に姿を消した」
「彼は神出鬼没で困ったものだ」
神出鬼没について、最後まで読んでいただきありがとうございました!
人間離れしてどこにでも出没する人には、ぜひ神出鬼没を使ってみましょう!

