東奔西走の意味とは?右往左往や南船北馬との違いは?語源や使い方も!東奔西走の読み方と意味とは?東奔西走の語源(由来)はあるの?東奔西走の類義語の四字熟語を紹介!東奔西走と右往左往や南船北馬との違いは?東奔西走は英語でどう表現する?東奔西走の使い方も例文で解説します!
東奔西走の読み方と意味とは?
今日は、東奔西走の意味を解説していきましょう\(^o^)/
読み方は「とうほんせいそう」。
あちこち忙しく駆け回ること。
まず、東奔西走の読み方は「とうほんせいそう」になります。
意味は、仕事や用事のために、東へ西へとあちこち忙しく走り回ることです。
「奔走(ほんそう)」は「駆け回って物事がうまく運ぶように努力すること」です。
東奔西走も、物事がうまくいくように色々な場所を駆け巡る場合や、ある程度目的が達成されたときに用いられます。
うろたえて混乱して走り回っていたり、慌てて行動して何の結果も得られなかったりした場合には、東奔西走ではなく「右往左往」を使いましょう/(^o^)\
東奔西走の語源(由来)は?
東奔西走は、昔の中国の物語が由来の故事成語や日本の古典が語源ではありません。
「奔」は「急いで勢いよく走る」、「走」は「足早にかけてゆく」の意味です。
二つが組み合わさった「奔走」は、「駆け回って物事がうまく運ぶように努力すること」です。
また、「東」と「西」は反対の方角であり、広い地域を表します。
東奔西走は、「奔走」と「東」と「西」の三つの漢字で構成された四字熟語になります。
東奔西走の類義語の四字熟語は?
ここでは、東奔西走の類義語の四字熟語を紹介していきましょう\(^o^)/
右往左往(うおうさおう):うろたえてあっちへ行ったりこっちへ来たりすること
周旋奔走(しゅうせんほんそう):間をとりもつために走り回って世話をすること
東行西走(とうこうせいそう):あっちへこっちへと忙しく走り回ること
東走西馳(とうそうせいち):あっちへこっちへと忙しく走り回ること
東走西奔(とうそうせいほん):東へ西へとあちこち忙しく走り回ること
南行北走(なんこうほくそう):あちこち忙しく駆けまわること
南船北馬(なんせんほくば):全国を忙しく旅行すること
東と西、北と南は反対の方向で、広い範囲を表すときによく使われます。
東奔西走を簡単な言葉で言い換えると、「奔走する・駆けずり回る・飛びまわる・駆け回る」などになりますね。
東奔西走と右往左往の違いは?
「資金を集めるために東奔西走する」
「書類を紛失して右往左往する」
東奔西走と右往左往はどちらも動き回ることですが、違いはあるのでしょうか?
混乱しうろたえて、右に行ったり左に行ったりすること。
右往左往は、何をしてよいかわからずにあたふたしているときや、うろうろと走り回ったけどうまくいかなかった場合に使われます。
対して、東奔西走は目的を達成するために、忙しく走り回ることです。
右往左往と東奔西走の違いは、目的意識を持って行動をしているかどうか、行動の結果が伴っているかどうかになります。
東奔西走と南船北馬の違いは?
「彼女は旅好きで、南船北馬の生活をしている」
「新しい仕事は出張が多く、南船北馬になりそうだ」
南船北馬も東奔西走の類義語ですが、違いはあるのでしょうか?
①あちらこちらと絶え間なく旅を続けること
②あちらこちらと忙しく動きまわること
「南船」は南への船旅、「北馬」は北へ馬に乗って旅をすることです。
中国では、南は川が多く船が用いられ、北は山が多く馬をよく用いていました。
南船北馬と東奔西走はあちこち忙しく走り回るという意味は同じですが、南船北馬には「各地を次々と旅すること」の意味もあることが違いになります。
東奔西走の英語は?
「忙しく動き回る」の意味の東奔西走の英語表現を紹介します\(^o^)/
「be constantly on the move」
「being on the move」
「bestirring oneself」
「busy oneself」
「busying oneself about something」
「on the go」
「run around everywhere」
「taking an active interest」
「東に西にあちこち」のニュアンスの英語は、以下の表現があります。
「here and there」
「all over the place」
「everywhere」
東奔西走の使い方(例文)を紹介!
東奔西走は、ある仕事や目的のために、あちらこちらに忙しく駆け回ることでしたね。
走り回ることでどうにかなる可能性がある場合に「東奔西走する」と使いましょう!
ただその場でうろたえるだけならば、右往左往ですよ/(^o^)\
それでは、東奔西走の使い方を例文で見ていきましょう\(^o^)/
「ノルマを達成するために、様々な取引先を東奔西走した」
「働き盛りだったころは、毎日東奔西走したものだ」
「資金集めに東奔西走したのならともかく、何もしていなかったのか」
「会議室の予約が埋まっていたので、場所探しに東奔西走しなければならなくなった」
「新しいプロジェクトに向けて東奔西走する」
「彼女は結婚式の準備で東奔西走していて大変そうだ」
東奔西走について、最後まで読んでいただきありがとうございました!
右往左往せずに、東奔西走できるといいですね!