睦月は旧暦の何月?意味/読み方/由来とは?1月の時候の挨拶と季語も紹介!睦月の意味や読み方とは?睦月は旧暦の何月?睦月は現在の暦でいつからいつまでの時期?なぜ睦月なのか由来(語源)を解説!1月上旬・中旬・下旬の時候の挨拶も例文で紹介!季語を使ってオリジナルの時候の挨拶を作ろう!
睦月は旧暦の何月?読み方と意味は?

今日は、睦月について解説していきましょう\(^o^)/
読み方は「むつき」。
陰暦(旧暦)の1月のこと。
まず、睦月の読み方は「むつき」です。
睦月は、陰暦(旧暦)の1月…つまり正月を指す言葉です。
睦月を現在の暦に当てはめると、1月下旬~3月上旬ごろの時期になります。
便宜上、現在の暦の1月を「睦月」と呼ぶことがあります。
「陰暦」とは、月の満ち欠けの周期を基にした暦のことで、1ヶ月は約29.5日です。
日本では、明治6年に陽暦が採用される以前に陰暦が使われていたため、陰暦を「旧暦」と呼ぶ場合もあります。
ちなみに現在、日本を始めとした世界の多くの国で使われているのは「太陽暦」で、地球が太陽の周りを回る公転周期を基にした暦です。
日本では、太陽暦を「新暦」と呼ぶこともあります。
睦月の由来(語源)は?

睦月は、お正月に家族や親戚が集まり、互いに仲良く親しみ合って「睦み合う(むつみあう)」ことが由来です。
そこから「睦び月(むつびつき)」→「睦月(むつき)」となった説が有力です。
他にも、
- 稲の実を始めて水に浸す月「実月(むつき)」が転じた説
- 元になる月「元月(もとつき)」が転じた説
- 草木が芽生える「萌月(もゆつき)」が転じた説
- 「生む月(うむつき)」が転じた説
があります。
1月の時候の挨拶と季語も紹介!

手紙や年賀状に使える1月の時候の挨拶も紹介していきましょう\(^o^)/
時候の挨拶は季節を表す言葉を用いた文章のことで、相手の健康や安否を気遣う意味があります。
1月上旬の時候の挨拶
1月上旬の「時候の挨拶」+「安否の挨拶」の例文です。
新年を迎えるめでたさや、相手の新年の幸せを願う挨拶がメインになります。
<ビジネス向け>
「新春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」
「初春の候、新春のお喜びを申し上げます。」
「迎春の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。」
<カジュアルに>
「寒い日が続きますが、ご家族そろって穏やかな新春をお過ごしのことと思います。」
「新年を迎え、新たな気分でお過ごしのことと思います。」
「寒の入りを迎え、寒さが厳しさを増してまいりました。」
1月中旬の時候の挨拶

1月中旬の「時候の挨拶」+「安否の挨拶」の例文です。
寒さが厳しくなってくる季節のため、相手の体調を思いやる挨拶が中心です。
また、学校や仕事が始まり日常が戻ってくる時期でもありますね。
<ビジネス向け>
「小寒の候、ご家族の皆様には、お健やかにお過ごしのことと拝察いたします。」
「厳寒の候、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。」
「寒冷の候、貴社いよいよ御盛況のことをお慶び申し上げます。」
<カジュアルに>
「正月の賑やかさも過ぎ、穏やかな日々となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。」
「今日は珍しくおだやかに晴れ、日だまりのあたたかさに一足早い春を感じました。」
「新しい年を迎えて早くも十日、普段の生活が戻ってまいりました。」
1月下旬の時候の挨拶

1月下旬の「時候の挨拶」+「安否の挨拶」の例文です。
一年で最も寒さが厳しい大寒の時期なので、厳しい真冬の寒さに相手の体調を思いやる挨拶を入れましょう。
<ビジネス向け>
「大寒の候、平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。」
「極寒の候、貴社ますますご繁栄のことと心からお喜び申し上げます。」
「厳冬の候、皆様にはご壮健にてお過ごしのこととお喜び申し上げます。」
<カジュアルに>
「本日、大寒を迎えましたが、その言葉どおりの厳しい寒さが続いております。」
「寒の入りも過ぎ寒さも本番となりましたが皆様、お変わりございませんか。」
「例年になく暖かい大寒となりましたが、皆々様にはその後もお変わりなくお過ごしのことと存じます。」
1月の季語は?

時候の挨拶は、季語を入れて季節感を出すのがマナーです。
1月の季語をいくつか紹介するので、手紙を書くときの参考にしてくださいね♪
正月、元日、元旦、三が日、初日の出、初詣、初夢、
富士山、門松、初春、新春、迎春、松の内、
初笑い、お年玉、書き初め、おせち、春の七草、七草粥、
鏡餅、鏡開き、雑煮、こま、すごろく、かるた、羽子板、
獅子舞、成人式、成人の日、福引、初売り、仕事始め、
氷柱、氷、雪、雪だるま、雪合戦、寒の入り、大寒、
小寒、厳冬、酷冬、厳寒、など
※お正月関連の季語を使うのは、一月上旬までにしましょう。
親しい人への手紙の時候の挨拶は、定型的な表現だと堅苦しすぎますよね。
みかんやウィンタースポーツ・受験シーズン・インフルエンザ・こたつなど、カジュアルな季語を含めても良いですよ。
時候の挨拶は、その季節を感じられる言葉を選べば、どんな表現でも構いません。
ぜひ、季語を使ってあなたらしい時候の挨拶を作ってみましょう!
睦月について、最後まで読んでいただきありがとうございました!
厳しい寒さが続きますので、健康には十分ご留意ください\(^o^)/

