師走は何月?由来とことわざを紹介!師走の候はいつから使う?12月の時候の挨拶の例文も!師走は旧暦の何月?読み方と意味は?師走の由来(語源)は?誰がなぜ忙しいから走るの?師走を使ったことわざは?師走の候とはいつから使う?12月の季語と上旬・中旬・下旬の時候の挨拶も例文で紹介します!
もくじ
師走は旧暦の何月?読み方と意味は?
今日は、師走について解説していきましょう\(^o^)/
読み方は「しわす/しはす」。
陰暦(旧暦)の12月のこと。
まず、師走の読み方は「しわす/しはす」です。
師走は、陰暦(旧暦)の12月を指す言葉です。
師走を現在の暦に当てはめると、12月下旬~2月上旬ごろの時期になります。
便宜上、現在の暦の12月を「師走」と呼ぶことがあります。
「陰暦」とは、月の満ち欠けの周期を基にした暦のことで、1ヶ月は約29.5日です。
日本では、明治6年に陽暦が採用される以前に陰暦が使われていたため、陰暦を「旧暦」と呼ぶ場合もあります。
ちなみに現在、日本を始めとした世界の多くの国で使われているのは「太陽暦」で、地球が太陽の周りを回る公転周期を基にした暦です。
日本では、太陽暦を「新暦」と呼ぶこともあります。
師走の由来(語源)は?誰がなぜ忙しいから走るの?
平安時代の書物「色葉字類抄」には、年末は僧侶までもがお経をあげるために走り回るくらい忙しいから「師馳す(しはす)」となったと書かれています。
漢字の「師走」の意味に近く有力に思えますが、この説を元にして「師走」の字が当てられたと考えられています。
しかし、師走の語源は諸説あり、正確な由来は分かっていません。
他にも、
- 「年が果てる」ことから「年果つ(としはつ)」は変化した説
- 「四季の果てる月」を意味する「四極(しはつ)」が由来の説
- 「一年の最後になし終える」を意味する「為果つ(しはつ)」からきている説
- 12月のことを「しわす」と呼んでいたので当て字で「師走」になった説
などがあります。
師走を使ったことわざは?
師走を使ったことわざ・慣用句・四字熟語を紹介していきましょう\(^o^)/
師走女房に難付けな
読み方は「しわすにょうぼうになんつけな」。
年末の忙しい時期の妻は身なりに構ってられないので、オシャレをしていなくても文句を言うべきではないという意味。
「難付けな」は、難癖をつけるなということです。
年末の女性は大掃除やおせち作りで大忙しなので、さらに身だしなみにも気をつけろと言われたらキレてしまいますよ…
師走女に目なかけそ
読み方は「しわすおんなにめかけなそ」。
年の暮れの女性は忙しくて化粧をする暇もないので、オシャレをしていなくても文句を言うべきではないという意味。
「目かけなそ」とは、目くじらを立てないということです。
上の項目の「師走女房に難付けな」と同じ意味になります。
師走女の化粧には山の神も怖がる
読み方は「しわすおんなのけしょうにはやまのかみもこわがる」。
年の瀬のとても忙しい時期には、落ち着いて化粧をする時間がないこと。
年末に忙しすぎるからといって適当に化粧をした顔は、山の神様もびっくりして怖がるということです。
男性陣は女性の身だしなみが乱れていても文句を言わないか、化粧ができるようになるべくお手伝いをしましょう…
「師走女房に難付けな」と「師走女房に難付けな」と「師走女の化粧には山の神も怖がる」は全部同じ意味です。
同じ意味のことわざが三つもあるなんて、それほど昔の女性はやることが多かったのですね。
師走坊主
読み方は「しわすぼうず」。
みすぼらしい身なりをした人。
年の暮れは世間の人も忙しく、仏事を忘れてしまいます。
そのためお布施が少なくなるので、お坊さんも落ちぶれた格好になってしまうのです。
師走浪人
読み方は「しわすろうにん」。
みすぼらしい身なりをした人。
上の項目の「師走坊主」と同じ意味です。
年末は忙しい世間から相手にされず、浪人は落ちぶれてみすぼらしい姿になってしまうのです。
師走油
読み方は「しわすあぶら」。
師走に油をこぼすと火にたたられるとして、こぼした人に水をかける風習。
油をこぼしただけで寒い冬に水を浴びせるなんてひどい…!と思われるかもしれませんが、江戸時代の家屋は木と紙と土でできていて、火事になると大変なことになるのです。
歴史に残る「慶長の大火」「天和の大火」「水戸様火事」などの大火は、師走の時期と重なります。
節季師走には猫の手も借りたい
読み方は「せっきしわすにはねこのてもかりたい」。
非常に忙しく人手が足りないので、誰でも良いから手伝ってくれる人が欲しいこと。
「猫の手も借りたい」と同じ意味です。
特に盆暮れや年末は忙しいので、猫の手でも何でも借りたい!ということです。
12月の時候の挨拶文と季語も紹介!
手紙に使える12月の時候の挨拶も紹介していきましょう\(^o^)/
時候の挨拶は季節を表す言葉を用いた文章のことで、相手の健康や安否を気遣う意味があります。
師走の候とは?いつから使う?例文は?
師走の候(しわすのこう)は、12月に手紙やメールを出すときに、書き出しの時候の挨拶としてよく用いられる言葉です。
「〇〇の候」の「候」は、「〇〇というふうに季節も移り変わってきましたが」の意味なので、師走の候を簡単にいうと「もう12月ですね」ということです。
師走の候を使う時期は、12月の初旬から中旬ごろの期間です。
年の暮れが目前の下旬には、「歳末の候(さいまつのこう)」や「歳晩の候(さいばんのこう)」を使いましょう!
それでは、師走の候の使い方を例文で見ていきましょう!
「師走の候、皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。」
「師走の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。」
「師走の候、ご家族様お変わりなくお過ごしのことと存じます。」
「〇〇の候」は、ビジネスなどで改まった人に出す手紙に向いています。
ぜひ、使ってみてくださいね!
12月上旬~中旬の時候の挨拶文
師走の候以外にも、季節の挨拶はたくさんあります。
12月上旬~中旬の「時候の挨拶」+「安否の挨拶」の例文です。
<ビジネス向け>
「初冬の候、皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。」
「寒冷の候、貴行益々ご発展のことと大慶に存じます。」
「大雪の候、貴社にはいよいよご盛栄の段、お慶び申し上げます。」
「季冬の候、ご家族様お変わりなくお過ごしのことと存じます。」
<カジュアルに>
「本格的な冬将軍の到来です。お風邪など召されてはいらっしゃいませんでしょうか。」
「今年は暖冬ということで、年の瀬とは思えない暖かい日が続いております。ご機嫌いかがですか。」
「クリスマスのイルミネーションが街に輝くころとなりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。」
「壁に掛けたカレンダーも最後の一枚となり、何か心急ぐ気分です。お健やかにお過ごしのことと存じます。」
12月中旬~下旬の時候の挨拶文
12月中旬~下旬の「時候の挨拶」+「安否の挨拶」の例文です。
寒さが一段と厳しくなり、仕事も繁忙期です。
相手の体調を気にかける表現ができるといいですね。
<ビジネス向け>
「寒冷の候、貴社にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」
「歳末の候、ご健勝にてお過ごしのこととお喜び申し上げます。」
「歳晩の候、◯◯様にはお健やかにお過ごしの事とお喜び申し上げます。」
「冬至の候、貴殿にはますますご健勝の由、何よりと存じます。」
<カジュアルに>
「冬来たりなば春遠からじといいますが、寒さが身にしみるこの頃です。風邪など召されていませんか。」
「お正月の準備でいよいよお忙しくされていることでしょう。皆様お変わりございませんか。」
「クリスマスが終わり、街はいっせいに年末のムードに変わりました。お元気でお過ごしでしょうか。」
「冬至も過ぎ、いよいよ気ぜわしくなって参りましたが、つつがなくお過ごしでいらっしゃいますか。」
12月の季語は?
時候の挨拶は、季語を入れて季節感を出すのがマナーです。
12月の季語をいくつか紹介するので、手紙を書くときの参考にしてくださいね♪
初雪、初氷、霜、冬木、枯木、クリスマス、クリスマスツリー、
ジングルベル、お歳暮、忘年会、ボーナス、冬休み、大掃除、
里帰り、大晦日、除夜の鐘、うさぎ、白鳥、狼、狐、ふくろう、
みみずく、椿、山茶花、シクラメン、柊、白菜、れんこん、
かぶ、ねぎ、年越しそば、おでん、湯豆腐、あんこう、たら、
ぶり、雑炊、熱燗、焚火、囲炉裏、暖房、火鉢、風邪、咳、
マスク、手袋、コート、毛布、など
時候の挨拶は、その季節を感じられる言葉を選べば、どんな表現でも構いません。
ぜひ、季語を使ってあなたらしい時候の挨拶を作ってみましょう!
師走について、最後まで読んでいただきありがとうございました!
あわただしい年の暮れ、どうぞお健やかにお過ごしください\(^o^)/









