一触即発の意味とは?類語の四字熟語や英語を紹介!使い方の例文も!一触即発の読み方は「いっしょくそくはつ」!一触即発の意味はちょっと触れるだけで爆発すること!?一触即発の類語の四字熟語を紹介!一触即発の英語表現はあるの?一触即発の使い方も例文で簡単に解説します!
一触即発の読み方と意味とは?

「一触即発の状態」と言いますが、どのような意味なのでしょうか?
今日は、一触即発について解説していきましょう\(^o^)/
①ちょっと触るだけで、すぐに爆発しそうなこと
②危機的状況に直面していること
まず、一触即発の読み方は「いっしょくそくはつ」になります。
「一触」はちょっと触れることで、「即発」はすぐに爆発することです。
一触即発は、ちょっと触れただけで、すぐに爆発しそうな状態のことです。
転じて、小さなきっかけですぐに重大な事態が起こりそうな、きわめて危険な状況を指すようになりました。
「一触即発の状態」は、ちょっと触れるだけで大変なことが起きるかもしれないような、非常に緊迫した状態のことになります。
触れたらマズそうな状況や、触れたらヤバそうな関係に対して一触即発を使いましょう。
一触即発の類語の四字熟語は?

ここでは、一触即発の類語を紹介していきましょう\(^o^)/
一縷千鈞
極めて危険なこと。
「縷」は糸のこと、「鈞」は昔の中国の重さの単位です。
一本の糸で千鈞もの重い物を吊るすことから来ています。
一髪千鈞
極めて危険なこと。
一髪千鈞は、「一髪千鈞を引く」を略した言葉です。
一本の髪の毛で、千鈞の重さのものを引くことから、非常に危険なことのたとえとして使われるようになりました。
危機一髪
一つ間違えば、非常に危険な状況に陥りそうなこと。
危機一髪とは、髪の毛一本ほどのごくわずかな差で、危険が迫っているような、極めてきわどい状況のことです。
例文としては、「危機一髪のところで助かった」などの使い方をします。
剣抜弩張
戦闘が始まる直前のような緊張している状況のこと。
「弩」は矢や石を飛ばすことのできる弓のことで、「張」は弦を引いて張ることです。
剣抜弩張は、書道で筆勢に激しい気迫がこもっていることにも使われます。
刀光剣影
状況が切迫していて、今にも戦いが起こりそうな雰囲気のこと。
刀光剣影は、刀が光って、剣の影がちらりと見えることから来ています。
累卵之危
非常に危険な状況のこと。
「累卵」は積み重ねた卵のことです。
卵を積み重ねるとすぐに崩れ落ちることから、きわめて不安定なことのたとえとして使われるようになりました。
一触即発の類語は、他にも以下のような言葉があります。
紙一重(かみひとえ):1枚の紙の厚さほどのきわめてわずかな違いのこと
間一髪(かんいっぱつ):事態が極めて差し迫っていること
際どい(きわどい):もう少しで大変な目にあいそうな状態のこと
瀬戸際(せとぎわ):勝負・成否などの運命の分かれ目
綱渡り(つなわたり):危険をおかして物事を行うこと
爆発寸前(ばくはつすんぜん):あと少しで大事に至りそうな状態のこと
薄氷を踏む(はくひょうをふむ):非常に危険な場面に望む心境のこと
一触即発の英語は?

一触即発は英語で「hair-trigger」です。
「hair」は髪の毛、「trigger」は銃の引き金のことなので、髪の毛程度のちょっとしたきっかけで銃の引き金が引かれるということで「一触即発」の意味で使われます。
<例文>
「The car is hair-trigger atmosphere.」
→車内は一触即発の雰囲気だ。
「You know his temper is a hair trigger, don’t forget to keep a low profile around him.」
→彼は短気だから、彼のそばでは必ず低姿勢にしていてください。
他にも、一触即発の英語表現は多くあります。
「powder-keg」
→火薬樽のことですが、比喩的に危機的状況のことも表します。
「touch-and-go」
→二台並んで走る馬車がぶつかりそうに見える一触即発の危険な状況のことです。
「tinderbox」
→火口箱(点火具)のことで、一触即発の危険な場所の意味もあります。
「in the red」
→車の回転計の赤いゾーンのことで、危険領域を表します。
また、
「volatile(揮発性の、不安定な)」
「explosive(爆発しやすい)」
「extremely delicate(極めて繊細な)」
と言い換えることもできますね。
一触即発の使い方(例文)を紹介!

一触即発は、ちょっとしたきっかけで大事件に発展しそうな、非常に緊迫した状況のことでしたね。
国際情勢や政治、スポーツ・ビジネス・身近な人間関係などで、関係が悪い状態を指す四字熟語です。
それでは、一触即発の使い方を例文で見ていきましょう\(^o^)/
「緊張感が漂う一触即発の世界情勢」
「友和ムードだった両国の関係は、今や一触即発の状態だ」
「党内の対立は激しさを増しており、一触即発の状況であった」
「対戦相手のチームと一触即発の事態になった」
「派閥争いのおかげで社内は一触即発の雰囲気だよ」
「両親が喧嘩したあとは、顔を合わせるだけで一触即発状態だ」
「盗難事件によりクラス内は一触即発の空気になっている」
一触即発について、最後まで読んでいただきありがとうございました!
一触即発の状況には陥りたくありませんね/(^o^)\

