棒に振るの意味とは?語源(由来)は行商人?類義語/英語/例文も!棒に振るの意味は無駄にすること!?棒に振るの語源(由来)は江戸時代の行商人「棒手振り」?棒手振りは儲からない!?棒に振るの類義語はあるの?棒に振るの英語はどう表現すればいい?棒に振るの使い方も例文で紹介します!
棒に振るの意味とは?
今日は、慣用句の棒に振るについて解説していきましょう\(^o^)/
それまで積み重ねてきた努力や成果を無駄にすること。
棒に振るとは、それまで積み上げてきた努力や結果を駄目にすることです。
基本的には、後悔の感情と共に、ネガティブな意味で使われる言葉です。
「人生を棒に振る」の言い回しで、人生を台無しにしてしまうことに使えます。
また、「チャンスを棒に振る」と、偶然巡ってきた幸運を逃してしまうことにも使われます。
棒に振るの語源(由来)は行商人?
棒に振るの由来は、江戸時代の行商人です。
野菜や魚などを天秤棒で担いで売り歩くことを「棒手振り(ぼてふり)」と呼んでいました。
棒手振りで商品を全部売り払うと、全ての財産が無くなるということで、それまでの努力や苦労を無にするという意味で使われるようになりました。
また、棒手振りは全て売り払っても、苦労の割にそれほど利益が上がらなかったため、その様子に例えたとも言われています。
棒に振るの類義語は?
ここでは、棒に振るの類義語(言い換え表現)を紹介します\(^o^)/
ふいにする、無駄にする、パーにする、
台無しにする、無にする、ダメにする、
水泡に帰する、水の泡、など
棒に振るの英語は?
棒に振るを英語で表現するときは、「無駄にする」などと言い換えましょう。
- waste(無駄にする、浪費する)
「She wasted her big chance.(彼女は大きなチャンスを棒に振った。)」
「I wasted all day sleeping.(一日中寝て過ごし、一日を棒に振った。)」
- lose(失う)
「I can but lose my capital at the worst.(どう間違っても、資本を棒に振るだけだ。)」
- ruin(台無しにする)
「I don’t want to ruin my life.(私は人生を棒に振りたくない。)」
棒に振るの使い方を例文で紹介!
棒に振るとは、今まで積み重ねてきた努力や成果を無駄にすることでしたね。
迂闊な言動で人生やチャンスを無駄にしてしまったときに、後悔の気持ちと共に使われることが多いです。
それでは、棒に振るの使い方を例文で見ていきましょう\(^o^)/
「ほんの出来心で万引きをしたら、人生を棒に振ることになった。」
「寝坊のせいで、せっかくのチャンスを棒に振ってしまった。」
「この五年間の努力を棒に振るようなことはしないよ。」
「緊張して上手に演奏できず、ソロの機会を棒に振ってしまった。」
「野球選手になるのが夢だったが、怪我をしてしまい、人生を棒に振ったようなものだ。」
「順調に昇進していたのに、つまらないことで地位を棒に振ってしまって後悔している。」
棒に振るについて、最後まで読んでいただきありがとうございました!
人生やチャンスを棒に振らないようにしたいですね。