ロマンの意味とは?ロマンスとロマンチックとの違いは?語源(由来)も!「男のロマン」などと使うロマンの意味って?ロマンの語源(由来)は?ロマンはフランス語で、ロマンスが英語なの?ロマンとロマンスとロマンチックの違いは?ロマンスグレーとは?ロマンの使い方も例文でわかりやすく紹介!
ロマンの意味とは?

「〇〇は男のロマン!」と言いますが、定義を説明して理解するというよりは感じるものです。
おそらく、女性には理解しがたい類のものだと思います。
今日は、ロマンについて解説していきましょう\(^o^)/
①長編小説
②感情的・理想的に物事を捉えること
ロマンは元々、長編小説のことを意味していました。
中世ヨーロッパでは、恋愛あり、アクションありの「騎士道物語」が大流行。
そこから、冒険ファンタジー要素の強い物語のことをロマンと呼ぶようになったのです。
日本語のロマンは、夢や冒険に強い憧れを持つことという意味で使われています。
「男のロマン」といえば、男性の数だけ存在するもの。
例えば、プロ野球選手だったり、恐竜だったり、スポーツカーだったり…
上手に説明できないけど、カッコいい…それが、男のロマンなのです。
ロマンの語源(由来)は?

ロマンの語源は、古代ローマの人々が使っていた言葉です。
中世ヨーロッパでは、キリスト教の文献などの真面目な文章は、文語の古典ラテン語で書かれていました。
それに対して、当時の話し言葉(口語)に用いた俗ラテン語を「ロマンス語」と呼んでいました。
そのロマンス語で書かれた物語を「ロマン」と呼んだのです。
ロマンはフランス語で、ロマンスが英語?

ロマンは、フランス語の「roman」から来ています。
同じ意味のロマンスは、英語で「romance」です。
①ロマンス、小説的な事件
②伝奇・空想・冒険・恋愛小説
③架空のこと、作り話
ロマンとロマンスとロマンチックの違いは?

フランス語としてのロマン(roman)と、英語としてのロマンス(romance)は、同じ意味ですが…
日本語では、ロマンとロマンスは、違うニュアンスを持っています。
ロマンは、男性の夢や憧れ、冒険ファンタジーを指します。
それに対して、ロマンスは、女性の空想的な甘い恋愛や恋物語のこと。
ロマンが男性的、ロマンスは女性的のイメージで考えましょう。
また、英語にロマンチック(romantic)がありますが、名詞のロマンス(romance)の形容詞形です。
①空想的な
②恋愛に夢中の
③空想物語的な
④架空の
ロマンチックはロマンと同様に、女性の空想的なニュアンスがあります。
恋に恋する少女や、夢見がちでフワフワした感じがロマンチックです。
ロマンスグレーとは?

ロマンスグレーのダンディなおじ様って、カッコいいですよね。
中年男性の白髪混じりの髪型のこと。
ロマンスグレーは、完全な白髪ではありません。
半分以上は黒髪ですが、白髪が目立つ状態を指します。
しかし、無造作に白髪が生えているだけでは、ただのカッコ悪いおじさん…
女性にとって魅力のある初老の男性が、「ロマンスグレーでステキ!」と言われるのです。
また、ロマンスグレーは、和製英語です。
英語では、「Silver-gray hair」と言いましょう。
ロマンの使い方(例文)をわかりやすく紹介!

ロマンは、夢や冒険に強い憧れを持つという、男性的な理想を指す言葉でしたね。
それでは、ロマンの使い方を例文で見ていきましょう\(^o^)/
「アクションものの映画はロマンを感じる」
「ロマンを追い求めて、旅に出ることにした」
「大正ロマンに思いを馳せる」
「ロマンがあるものといえば、やはりレトロなものだろう」
「君にはロマンがないなぁ」
「あのゲームは面白いけれど、夢とロマンが足りない」
ロマンについて、最後まで読んでいただきありがとうございました!
男のロマンを追い求めて行きたいものですね。

