葉月は旧暦の何月?意味/読み方/由来とは?8月の時候の挨拶と季語も紹介!葉月の意味や読み方とは?葉月は旧暦の何月?葉月は現在の暦でいつからいつまでの時期?なぜ葉月なのか由来(語源)を解説!8月上旬・中旬・下旬の時候の挨拶も例文で紹介!季語を使ってオリジナルの時候の挨拶を作ろう!
葉月は旧暦の何月?読み方と意味は?

今日は、葉月について解説していきましょう\(^o^)/
読み方は「はづき」。
陰暦(旧暦)の8月のこと。
まず、葉月の読み方は「はづき」です。
葉月は、陰暦(旧暦)の8月を指す言葉です。
葉月を現在の暦に当てはめると、8月下旬~10月上旬ごろの時期になります。
便宜上、現在の暦の8月を「葉月」と呼ぶことがあります。
「陰暦」とは、月の満ち欠けの周期を基にした暦のことで、1ヶ月は約29.5日です。
日本では、明治6年に陽暦が採用される以前に陰暦が使われていたため、陰暦を「旧暦」と呼ぶ場合もあります。
ちなみに現在、日本を始めとした世界の多くの国で使われているのは「太陽暦」で、地球が太陽の周りを回る公転周期を基にした暦です。
日本では、太陽暦を「新暦」と呼ぶこともあります。

葉月の由来(語源)は?

葉月の語源は、葉が落ちる月の「葉落ち月(はおちづき)」が転じて「葉月」となった説が有力です。
旧暦の8月は現在の8月下旬~10月上旬ごろにあたり、落葉が始まる秋の季節なのです。
他にも、
- 北方(シベリアなど)から初めて雁が来る月なので、「初来月」や「初月」が由来の説
- 稲穂が張る月で「穂張り月」や「張り月」が由来の説
- 葉っぱが赤や黄色に美しく色づき始める紅葉の月からきている説
があります。
8月の時候の挨拶と季語も紹介!

手紙に使える8月の時候の挨拶も紹介していきましょう\(^o^)/
時候の挨拶は季節を表す言葉を用いた文章のことで、相手の健康や安否を気遣う意味があります。
8月上旬~中旬の時候の挨拶
8月上旬~中旬の「時候の挨拶」+「安否の挨拶」の例文です。
8月7日ごろの立秋を過ぎると秋になるとされ、暑中見舞いではなく残暑見舞いを出します。
立秋前後で時候の挨拶を使い分けましょう。
<ビジネス向け>
「大暑の候、皆々様お健やかにお過ごしのご様子でなによりと存じます。」
「酷暑の候、貴殿におかれましてはいよいよご健勝の趣、何よりと存じます。」
「晩夏の候、○○様にはますますご清祥のことと存じます。」
「残暑の候、お忙しい毎日をお過ごしのことと存じます。」
<カジュアルに>
「猛暑の日々が続きますが、体調を崩してはいませんか。」
「夏の日差しが眩しいこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。」
「立秋とは名ばかりの暑い日が続いております。そちらはお変わりありませんか。」
「晩夏とはいえ、まだ当分この暑さは続きそうです。お体の具合はいかがでしょうか。」
8月中旬~下旬の時候の挨拶

8月中旬~下旬の「時候の挨拶」+「安否の挨拶」の例文です。
いくら暦の上では秋だといっても、現在の8月は夏真っ盛り。
体調を気遣う時候の挨拶を入れるといいですね。
<ビジネス向け>
「残暑の候、貴社におかれましては益々御清祥のこととお慶び申し上げます。」
「処暑の候、平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。」
「初秋の候、ご家族の皆様には、お健やかにお過ごしのことと拝察いたします。」
「納涼の候、○○様にはますますご清祥のことと存じます。」
<カジュアルに>
「お盆を過ぎても蒸し暑い日が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか。」
「そろそろ帰省ラッシュが始まるころですが、今年もお盆は故郷へ帰られましたか。」
「ひぐらしの声に、いつしか秋涼を覚える昨今です。お健やかにお過ごしのことでございましょう。」
「朝顔の花にも名残惜しさが感じられる頃となりました。○○さんはその後お変わりございませんか。」
8月の季語は?

時候の挨拶は、季語を入れて季節感を出すのがマナーです。
8月の季語をいくつか紹介するので、手紙を書くときの参考にしてくださいね♪
猛暑、酷暑、立秋、残暑、処暑、晩夏、残夏、暮夏、早涼、秋暑、納涼、
蝉、トンボ、ヒトデ、ヤドカリ、蚊、カブトムシ、クワガタ、ひまわり、
朝顔、ほおずき、すいか、とうもろこし、トマト、ナス、カボチャ、
枝豆、うなぎ、冷やし中華、そうめん、冷奴、アイス、生ビール、かき氷、
お盆、墓参り、夏祭り、盆踊り、浴衣、団扇、花火大会、夏休み、宿題、
終戦記念日、里帰り、帰省ラッシュ、渋滞、甲子園、高校野球、扇風機、
蚊取り線香、日焼け止め、海水浴、水着、プール、など
時候の挨拶は、その季節を感じられる言葉を選べば、どんな表現でも構いません。
ぜひ、季語を使ってあなたらしい時候の挨拶を作ってみましょう!
葉月について、最後まで読んでいただきありがとうございました!
厳しい暑さが続きますので、お体にお気をつけてお過ごしください\(^o^)/

