文月は旧暦の何月?意味/読み方/由来とは?7月の時候の挨拶と季語も紹介!文月の意味や読み方とは?文月は旧暦の何月?文月は現在の暦でいつからいつまでの時期?なぜ文月なのか由来(語源)を解説!7月上旬・中旬・下旬の時候の挨拶も例文で紹介!季語を使ってオリジナルの時候の挨拶を作ろう!
文月は旧暦の何月?読み方と意味は?

今日は、文月について解説していきましょう\(^o^)/
読み方は「ふづき/ふみづき」。
陰暦(旧暦)の7月のこと。
まず、文月の読み方は「ふづき/ふみづき」です。
文月は、陰暦(旧暦)の7月を指す言葉です。
文月を現在の暦に当てはめると、7月下旬~9月上旬ごろの時期になります。
便宜上、現在の暦の7月を「文月」と呼ぶことがあります。
「陰暦」とは、月の満ち欠けの周期を基にした暦のことで、1ヶ月は約29.5日です。
日本では、明治6年に陽暦が採用される以前に陰暦が使われていたため、陰暦を「旧暦」と呼ぶ場合もあります。
ちなみに現在、日本を始めとした世界の多くの国で使われているのは「太陽暦」で、地球が太陽の周りを回る公転周期を基にした暦です。
日本では、太陽暦を「新暦」と呼ぶこともあります。

文月の由来(語源)は?

文月の語源は、短冊に歌や字を書いて、書道の上達を祈った七夕の行事にちなんだ「文披月(ふみひらきづき)」が転じた説が有力です。
他にも、
- 陰暦の7月が稲穂の膨らむ月のため「穂含月(ほふみづき)」「含月(ふくみづき)」が由来の説
- 稲穂の膨らみを見る月の「穂見月(ほみづき)」が由来の説
- 中国では七夕に書物を虫干し(天日干し)する習慣があり、「文開く月(ふみひらくつき)」が由来の説
- お互いの無事を確かめるために、便りや贈り物をして気持ちを伝えあっていたことが由来の説
があります。
7月の時候の挨拶と季語も紹介!

手紙に使える7月の時候の挨拶も紹介していきましょう\(^o^)/
時候の挨拶は季節を表す言葉を用いた文章のことで、相手の健康や安否を気遣う意味があります。
7月上旬~中旬の時候の挨拶
7月上旬~中旬の「時候の挨拶」+「安否の挨拶」の例文です。
7月7日前後に手紙が届くならば、七夕や星祭などの季節感のある言葉がぴったりです。
梅雨関連のワードを使うときは、相手の住む地域が梅雨明けしているかどうかを確認してからにしましょう。
<ビジネス向け>
「盛夏の候、平素は格別なご高配を賜り厚く御礼申し上げます。」
「猛暑の候、貴殿におかれましてはいよいよご健勝の趣、何よりと存じます。」
「小暑の候、貴社にはいよいよご盛栄のこととお慶び申し上げます。」
「星祭の候、皆々様お健やかにお過ごしのご様子でなによりと存じます。」
<カジュアルに>
「憂うつな梅雨も明け、待望の夏がいよいよやってまいりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。」
「じっとり汗ばむ季節となりました。〇〇様にはお元気でお過ごしのことと存じます。」
「どこからともなく聴こえてくる風鈴の音に、夏の粋を感じる頃となりました。」
「町のあちこちに七夕飾りが揺れています。体調のほうはいかがでしょうか。」
7月中旬~下旬の時候の挨拶

7月中旬~下旬の「時候の挨拶」+「安否の挨拶」の例文です。
暑中見舞いやお中元のお礼状に「猛暑の候」や「盛夏の候」を使うこともできます。
夏の暑さで体調を崩してないか気にかける文章を入れると良いですね。
<ビジネス向け>
「盛夏の候、貴社にはますますご隆盛の段、慶賀の至りに存じます。」
「猛暑の候、平素は格別なご高配を賜り厚く御礼申し上げます。」
「大暑の候、貴社におかれましては益々ご清栄のことと心よりお慶び申し上げます。」
「冷夏の候、ご家族の皆様には、お健やかにお過ごしのことと拝察いたします。」
<カジュアルに>
「例年にない猛暑の日が続きますが、夏バテなどしていませんか。」
「お元気ですか。もうすぐ夏休みですが、予定はもう立てましたか。」
「夕立ちのあとの涼風が心地よい今日この頃です。お体の具合はいかがでしょうか。」
「蝉の声が響く季節になりました。お健やかにお過ごしのことでございましょう。」
7月の季語は?

時候の挨拶は、季語を入れて季節感を出すのがマナーです。
7月の季語をいくつか紹介するので、手紙を書くときの参考にしてくださいね♪
梅雨明け、盛夏、極暑、大暑、炎天、夕立、スコール、
夏の空、夏の雲、祇園祭、朝顔市、ほおずき市、七夕祭り、
海開き、山開き、お盆、土用丑の日、お中元、暑中見舞い、
蝉、カブトムシ、クワガタムシ、てんとう虫、金魚、
朝顔、夕顔、月見草、睡蓮、ひまわり、アイスクリーム、
麦茶、ラムネ、サイダー、ビール、アイスコーヒー、氷水、
きゅうり、トマト、ナス、メロン、パイナップル、冷奴、
冷麦、冷素麺、冷房、クーラー、扇風機、寝冷え、夏風邪、
夏休み、帰省、キャンプ、プール、海水浴、水遊び、水鉄砲、
林間学校、花火、風鈴、日傘、浴衣、団扇、サンダル、など
時候の挨拶は、その季節を感じられる言葉を選べば、どんな表現でも構いません。
ぜひ、季語を使ってあなたらしい時候の挨拶を作ってみましょう!
文月について、最後まで読んでいただきありがとうございました!
海山の恋しい季節、お身体にお気をつけて夏を満喫してください\(^o^)/

