手に余るの意味とは?語源(由来)/英語/類義語/対義語を紹介!手に余るの意味はキャパオーバー!?手に余るの使い方は?手に余るの由来(語源)とは?手に余るの類義語はあるの?目に余る/身に余るとは?手に余るの対義語は何?手に余るの英語表現は?手に余るの例文も紹介します!
手に余るの意味とは?

「手に余る仕事」と言いますが、どのような意味なのでしょうか?
今日は、慣用句・ことわざの手に余るについて解説していきましょう\(^o^)/
物事が自分の能力以上で、どう処理してよいかわからないこと。
手に余るとは、物事が自分の能力を超えていて、どうすることもできないことです。
自分の抱えている問題や仕事が、自分の力では解決できないときに「手に余る」と使います。
手に余るの使い方は?
「手に余る仕事」は、自分の力では手に負えない仕事ということですね。
また、「手に余る仕事なので、助言をいただけないでしょうか」と助けを求めたり、「手に余る仕事なので、今回は辞退させていただきます」と断ったりするときに使うことができます。
手に余るの由来(語源)とは?

手に余るの由来は、文字通り「量が多くて、手で持ちきれない」ことから来ています。
自分の手で持てる以上の量は、どう頑張っても持つことはできません。
転じて、物事が自分の能力以上で、解決できない状態を指すようになりました。
手に余るの類義語は?
ここでは、手に余るの類義語を紹介します\(^o^)/
手に負えない、力に余る、力不足、
キャパオーバー、歯が立たない、
音を上げる、持て余す、厄介な、
一筋縄でいかない、お手上げ、手が焼ける、など
手に余るを簡単な言葉で言い換えると、「扱いに困る・どうしようもない・思うようにいかない」などになりますね。
目に余る/身に余るとは?

手に余ると似た言葉に、目に余ると身に余るがありますが、全く別の意味の言葉です。
①程度が酷すぎて、黙ってみていられない
②数が多すぎて、一目で見渡すことができない
目に余るとは、程度が酷すぎて、見過ごすことができないことです。
目に余る行動を注意しても直らなければ、手に余る相手というわけですね。
①処遇が自分の業績を越えて良すぎること
②与えられた責任が自分の能力に比べて重すぎること
身に余るとは「身に余る光栄」などと、身分不相応なほどの待遇を受けて、喜びよりも恐れ多い気持ちを表す言葉です。
「身に余る役職」「身に余る重責」など、負担が大きすぎて自分の力では処理しきれない仕事という意味でも使われます。
手に余るの対義語は?

手に余るとは、物事が自分の能力以上で処理できないことなので、対義語は「物事が自分の能力以下で簡単すぎること」という意味を持つ言葉になります。
朝飯前:朝食を取る前のわずかな時間でできるような、たやすいこと
取るに足らない:問題として取り上げる価値もない、ささいなこと
役不足:役目が実力不相応に軽いこと
楽勝:簡単なこと
役不足は、俳優が割り当てられた役に不満を抱くことから、力量に比べて役目が不相応に軽いことです。
役不足と力不足を混同して「社長なんて私には役不足です」などと使うのは逆の意味になってしまい間違いです。
手に余るの英語は?
手に余るの英語は、「too much for~(~にとって多すぎる)」や「beyond~(~を越えている)」で表すことができます。
「This job is too much for me.(この仕事は私の手に余る。)」
「This job is beyond my capacity.(この仕事は私の手に余る。)」
他にも、
「I am not equal to this job.(この仕事は私の手に余る。)」
「This job is above me.(この仕事は私の手に余る。)」
ということができます。
「equal to~(~に等しい)」、「above~(~より上に)」の意味です。
手に余るの例文を紹介!

手に余るとは、物事が自分の能力を超えていて、処理できないことでしたね。
それでは、手に余るの例文を紹介しましょう\(^o^)/
「この仕事は私の手に余るので、他に回してほしい。」
「この問題は、数学が得意な人にも手に余る難問だ。」
「親の手に余るほど、息子がやんちゃすぎて困っている。」
「大きな炊飯器を買ったが、手に余る大きさだった。」
「一度にたくさんの仕事を振られても、手に余るよ。」
「あの二人の仲を取り持つなんて、私の手に余るから嫌だよ。」
手に余るについて、最後まで読んでいただきありがとうございました!
手に余る問題も、解決できるようになりたいですね。

