森羅万象の意味は?語源や使い方は?類語や英語についても紹介!森羅万象は安倍首相がよく使う?森羅万象の意味って?森羅万象の語源は?森羅万象の使い方を例文で紹介!森羅万象の類語は有象無象と一切合切!?森羅万象は英語で何て言うの?森羅万象は人の名前?森羅万象について簡単に解説します!
森羅万象の意味は?

森羅万象という言葉は、安倍首相が大好きな(?)四字熟語です。
最近、「私は総理大臣ですから、森羅万象すべて担当しております」という総理の答弁が、ネット上で「森羅万象大臣」だと大きな話題になっています。
以前にも、安倍首相は「政府が取り扱っている森羅万象すべてを私が説明できる訳ではないので…」と言っていましたよね…^^;
今日は、森羅万象について解説していきましょう\(^o^)/
読み方は「しんらばんしょう」「しんらばんぞう」「しんらまんぞう」。
宇宙に数限りなく存在するすべてのもの。
あらゆる物事や現象のこと。
森羅万象は、この宇宙に存在するありとあらゆる物質と、起こることすべてのことです。
簡単に言うと、森羅万象はこの世のすべてですね。
「森羅万象に感謝!」と言えば、「世の中のありとあらゆるものに感謝!」という意味になります。
森羅万象の語源は?

森羅万象の出典は、法句経(ほっくきょう)という仏典が由来になります。
森羅は、多くの樹木が茂って、限りなく並ぶ様子を表します。
転じて、数限りなく並び連なるものや万物の意味になりました。
万象は、全ての形という意味で、あらゆる現象のことです。
この二つが合わさった森羅万象は、宇宙に存在するあらゆる現象やすべての物事という意味になります。
「森羅」は広い世界のことで、「万象」は形ある全てのものと、起こりうる全ての現象ということなんですね。
森羅万象の使い方は?
森羅万象を日常生活で使う機会は(安倍首相以外)あまりないとは思いますが、使い方を例文で紹介していきましょう\(^o^)/
「科学者として森羅万象の謎を解き明かしたい」
「森羅万象を網羅的に描いた本」
「森羅万象を司る神々として、現在でも信仰されている」
「いくら物知りと言っても、森羅万象に通じているわけではない」
科学・哲学・宗教などの分野では、森羅万象と言う言葉はよく使われています。
森羅万象の類語は?
森羅万象の類義語には、有象無象や一切合切が挙げられます。
読み方は「うぞうむぞう」。
この世の形のあるものからないものまで全てのこと。
数は多いが、取るに足らないくだらない人や物。
有象無象は、多く集まったろくでもない連中という意味です。
森羅万象には、このような否定的なニュアンスはありません。
「一切合財」とも言う。
なにもかもすべての意味。
「一切」と「合切」は両方とも、残らずみな、全てのものという意味で、二つ重ねて意味を強めた言葉です。
森羅万象を英語で言うと?

次に、森羅万象の英語表記を紹介します\(^o^)/
「all things in the universe(宇宙の全て)」
「everything in the world(世界の全て)」
「all things visible and invisible(目に見えるものも見えないものも全部)」
など
使い方としては、
「everything in the world changes(森羅万象は変化する)」
「a small, small, small part of the universe(森羅万象のごくごくほんの一部)」
などとなります。
森羅万象は人の名前?
江戸後期の医者・蘭学者・戯作者・狂歌師に森羅万象(しんらまんぞう)という人物(1756-1810年)がいます。
本名は森島中良と言い、森羅万象はペンネームと言うことですね。
他にも、「竹杖為軽」「築地善交」「天竺老人」などの多数の名前を持っています。
著書として、「田舎芝居」「従夫以来記」「紅毛雑話」などがあります。

