日進月歩の意味とは?座右の銘に使われる?由来/類義語/対義語を解説!座右の銘に使われる日進月歩の読み方と意味とは?日進月歩の由来(語源)は?日進月歩は座右の銘や医療・技術開発に使う?日進月歩の類義語・対義語はあるの?日進月歩の英語表現は?日進月歩の使い方も例文で紹介します!
日進月歩の読み方と意味とは?

日進月歩は、座右の銘やスローガンによく使われる言葉ですね。
本来の意味を知って、正しく言葉を使えるようにしたいものです。
今日は、四字熟語の日進月歩について解説していきましょう\(^o^)/
読み方は「にっしんげっぽ」。
絶え間なく、どんどん進歩すること。
日進月歩とは、日ごと月ごとに絶えず進歩すること、進歩のスピードが急速であること、という意味になります。
日進月歩は座右の銘や医療・技術開発に使う?

日進月歩は、医療・技術開発や文明の発展を表すときに使われることが多いです。
<例文>
「IT技術の発展は、まさに日進月歩だ。」
「日進月歩の医療技術のおかげで、治療できない病気が減ってきている。」
また、面接などで聞かれる座右の銘に「日進月歩」を掲げる場合もありますね。
しかし、日進月歩は「どんどん目覚ましい成長を遂げます!」という意味なので、「日々努力していきます!」のニュアンスで「日進月歩で頑張ります!」と言ってしまうと、相当な自信家だと捉えられてしまう可能性があります/(^o^)\
座右の銘として使いたいときは、謙虚さをアピールするために「座右の銘は日進月歩ですが、まずは日々勉強して成長できれば幸いです!」と言いましょう!
日進月歩の由来(語源)は?

日進月歩(にっしんげっぽ)は、「日月」と「進歩」の単語を二つに分けて、交互に組み合わせた言葉になります。
- 「日~月~」は、「日ごと月ごと」と言うように、日に日にそうなっていくこと
- 「進歩」は、次第に良い方向へ進んでいき、変わっていくこと
「日進」だけであれば、昔の中国の書物「荀子 天論篇」の以下の文章で使われています。
「君子敬其在己者、而不慕其在天者、是以日進也。」
(君子は其の己に在るものを敬して、其の天に在るものを慕わず。ここを以て日に進む。)
→徳のある人格者は自分の努力を大切にしており、天から与えられたものには期待していない。だから、彼らは日々進歩することができるのだ。
ちなみに続きには、「器の小さい人は自分の努力が間違っていると思い、天の賜物に期待しているから日に日に進歩できないのだ」と書かれています。
中国の故事や日本の説話にも「日進月歩」という四字熟語は出てこないため、日本で語呂が良くなるように作られた言葉だと言われています。
日進月歩の類義語は?

ここでは、「物事が日々絶え間なく、速いスピードで進歩する」という意味の日進月歩の類義語を紹介していきましょう\(^o^)/
日新月異(にっしんげつい):日ごと月ごとに進歩すること
日就月将(にっしゅうげっしょう):日ごと月ごとに進歩すること
秒進分歩(びょうしんふんほ):秒ごと分ごとに進歩すること
四字熟語以外の日進月歩の類語には、以下の言葉があります。
飛躍的、急速、迅速、急激、
上り調子、とんとん拍子、
上り坂、目まぐるしく、
どんどんと、急テンポで、など
日進月歩の対義語は?

日進月歩の対義語は、「進歩しない・成長しない」という意味の言葉ですね。
読み方は「きゅうたいいぜん」。
昔のままで少しも進歩や発展がないこと。
「旧態」は昔からの状態、「依然」は前と変わらないことです。
「会社の旧態依然とした体質を改めなければならない。」のような使い方をします。
読み方は「じゅうねんいちじつ」。
長い間経つのに、何も変わっていないこと。
十年一日は、一つのことを忍耐強く守り続けることの意味もあります。
例文としては、「彼は十年一日のごとく、進歩が見られない。」などと使います。
他には、「変わらない・改善が見込めない・前進しない・発達しない」などが対義語です。
日進月歩の英語は?

日進月歩は、英語でどのように表現すれば良いのでしょうか?
「a fast-moving(素早く変化する)」
「constantly advancing(絶えず前進する)」
「ever advancing(常に前進する)」
「ever‐progressing(常に進展する)」
「fast(急速な)」
「quickly(早く)」
「rapid advance(急速な前進)」
「rapidly(急速に)」
「rapidly‐advancing(急速に前進する)」
「steady progress(着実な前進)」
日進月歩の「絶え間なく前進する」「急速に進化する」というニュアンスを英語で出せると良いですね。
日進月歩の使い方(例文)は?

日進月歩は、とどまることなく急速に進歩することでしたね。
科学・医療・通信・工業・科学などの技術開発や文明が急速に発展する様子を表したり、座右の銘や目標に掲げられたりします。
それでは、日進月歩の使い方を例文で見ていきましょう\(^o^)/
「私たちは日進月歩の技術の変化に適応しなければならない。」
「日進月歩の医療分野では、新しい知識を覚える必要がある。」
「世の中は常に日進月歩です。」
「この業界は日進月歩なので、最新の商品もすぐ時代遅れになってしまう。」
「日進月歩をスローガンに掲げ、チームでめぐるましい成長を目指す。」
「子どもの成長はまさに日進月歩だ。」
「日進月歩を目標に、今はコツコツ努力していこうと思います。」
「通信分野は日進月歩の勢いの発展で、目を見張るものがある。」
日進月歩について、最後まで読んでいただきありがとうございました!
めぐるましい成長ができるように、努力したいですね!

