メリハリの意味とは?由来(語源)や使い方は?けじめとの違いも!メリハリの意味とは強弱をつけること?メリハリの漢字は減り張り?メリハリの由来(語源)は邦楽用語?メリハリの類義語は?メリハリとけじめの違いは?メリハリの対義語は?メリハリの使い方も例文で紹介します!
メリハリの意味とは?漢字は?

「もっとメリハリのある生活をしなさい」と言われても、メリハリが何かわからなければ、メリハリをつけることはできません。
今日は、メリハリについて解説していきましょう\(^o^)/
漢字で「減り張り」。
①緩めることと張ること
②物事の強弱をはっきりさせること
減り張り(メリハリ)とは、音声の抑揚をつけたり、演劇などのセリフ回しの強弱をつけたりすることです。
日常会話では、生活態度や仕事・勉強に対する姿勢で、力を入れる部分と入れない部分の区別をつけるという意味で使われています。
いつもだらだらとしているとメリハリがない生活ということになり、「もっとメリハリのある生活をしなさい」と言われてしまいますよ。
ONとOFFの切り替えはしっかりとつけたいですね。
メリハリの由来(語源)は邦楽用語?

メリハリは、邦楽用語の「メリカリ」に由来しています。
邦楽では、低い音を「減り(メリ)」、高い音を「上り・甲(カリ)」と呼んでいました。
つまり、元々のメリハリは、演奏のときに音の高低(強弱)をはっきりつけるという意味だったのです。
「メリカリ」の「減り(メリ)」は「減り込む」など一般的に使われている言葉でしたが、「上り・甲(カリ)」は邦楽以外では使われていませんでした。
そのためいつの間にか「上り・甲(カリ)」は転じて「張り(はり)」となり、「メリカリ」は「減り張り(めりはり)」となったのです。
今では、音以外にも物事の強弱をつける場合に「メリハリをつける」と使われるようになりました。
メリハリの類義語は?

ここでは、メリハリの類義語を紹介します\(^o^)/
飴と鞭:しつけなどにおいて、甘やかす面と厳しくする面を併用すること。
緩急:ゆるやかなことと、厳しいこと。遅いことと、速いこと。
強弱:強いことと弱いこと。
けじめ:区別をはっきりさせること。
抑揚:文章・音声などで、調子を上げ下げすること。
リズム:音の強弱などの、周期的な繰り返しによって表される秩序。
メリハリを簡単な言葉で言い換えると、「やるときはやる」や「オンオフのしっかりした」などになりますね。
メリハリとけじめの違いは?
メリハリの類義語にけじめがありますが、どのように違いがあるのでしょうか?
①区別をはっきりさせること。
②道徳や社会的規範に従って言動に示す区別。
メリハリは強弱のこと、けじめは区別のことです。
「仕事と遊びのメリハリをつける」→気合を入れるときと、緩めるときの強弱をつける
「仕事と遊びのけじめをつける」→仕事と遊びの区別をつける
というニュアンスの違いがあります。
「けじめをつける」は、過失や非難に対して、明白なかたちで責任をとるという意味にもなります。
メリハリの対義語は?

メリハリの明確な対義語はありませんが、あえて挙げるとすれば「強弱がない」という意味の言葉になります。
単調:調子が単純で、変化に乏しいこと。
一本調子:調子が同じで、変化に乏しいこと。
平板:変化に乏しく、おもしろみのないこと。
一律:物事の調子が一様で変化がないこと。
メリハリの使い方を例文で紹介!

メリハリは、物事の強弱をつけることでしたね。
生活・仕事・勉強に関して、頑張る部分とリラックスする部分を区別するという使い方がされることが多いです。
他にも、演劇の声や演出の強弱、服装・髪型・化粧、部屋のレイアウト、お金の使い方などに幅広く使うことができます。
それでは、メリハリの使い方を例文で見ていきましょう\(^o^)/
「在宅勤務だと休みがないから、メリハリがない生活になってしまう。」
「学校で部活に勉強、休日は友達と遊び、メリハリのある生活ができていると思う。」
「ゲームばかりしている子どもにメリハリをつける教育方法はないのか。」
「ダイエットをするなら、メリハリのある食事と運動習慣が大事だよ。」
「仕事ができる人は、プライベートとのメリハリをつける努力をしている。」
「ワークライフバランスを重要視した、メリハリのある職場です。」
「プレゼンテーションでは、メリハリのある話し方をした方が良い。」
「メリハリが効いていて、素敵な歌声だったよ。」
「同棲してから新鮮さが薄れて、メリハリがつかなくなってしまった。」
「メリハリボディの芸能人に憧れる。」
メリハリについて、最後まで読んでいただきありがとうございました!
メリハリをつけるのは大切ですね。

