糊口を凌ぐ(ここうをしのぐ)の意味とは?語源/類語は?使い方の例文も!糊口を凌ぐの読み方は「ここうをしのぐ」!糊口を凌ぐの意味は貧しい暮らしを送ること?口に糊する/口を糊するって?糊口を凌ぐの語源はお粥?糊口を凌ぐの類語と英語表現はあるの?糊口を凌ぐの使い方も例文で紹介!
糊口を凌ぐ(ここうをしのぐ)の意味とは?

「昔は糊口を凌ぐ生活だった」と言いますが、どのような意味なのでしょうか?
今日は、糊口を凌ぐについて解説していきましょう\(^o^)/
読み方は「ここうをしのぐ」。
どうにか生計を立てて暮らすこと。
貧しく暮らすこと。
まず、糊口を凌ぐの読み方は「ここうをしのぐ」です。
「のりくちをしのぐ」とは読まないので注意!
糊口を凌ぐとは、貧しい暮らしでやっと生計を立てていくことです。
ここでいう糊とは接着剤のことではなく、お粥のことです。
つまり、お金がないときにご飯を炊くのではなく、水でかさ増ししたお粥で満腹感を得てその場を凌ぐというわけですね。
「昔は糊口を凌ぐ生活だった」といえば、「昔は細々と生計を立てる暮らしをしていた」ということになります。
口に糊する/口を糊するとは?
糊口を凌ぐは、「口に糊する」「口を糊する」とも言います。
意味は、糊口を凌ぐと同じく、やっと暮らしを立てることです。
糊口を凌ぐの語源は?

糊口を凌ぐの「糊」は、お粥のことです。
貧しいと、白米を毎日食べることができません。
そこで、お米をたくさんの水で炊いたお粥にするのです。
お茶碗一杯分のご飯が約2倍の量になりますし、水分が多いのでお腹が膨れやすいのです。
粥をすするように、やっと生きていく…
粥のように粗末な食事を食べる…
ということで、わずかな収入で、やっと食べて行けるような貧しい生活を送ることの意味で使われるようになりました。
糊口を凌ぐの類語は?
ここでは、糊口を凌ぐの類語を紹介します\(^o^)/
飢えを凌ぐ、命をつなぐ、細々と暮らす、
食いつなぐ、口過ぎ、口凌ぎ、
食うや食わずの生活をする、など
糊口を凌ぐの英語は?

「貧しい生活を送る」という意味の糊口を凌ぐの英語表現を紹介します\(^o^)/
- earn enough to keep body and soul together(心身を保つのに十分な収入)
- bare subsistence(最低生活費、食うや食わずの生活)
- live from hand to mouth(その日暮らしの生活)
- scrape by(何とか暮らす)
糊口を凌ぐの使い方を例文で紹介!

糊口を凌ぐとは、やっと食べて行けるようなギリギリの生活をすることでしたね。
ちょっとお金がなくて困っている程度ではなく、明日食べられるかどうかわからないレベルの貧しい暮らしを表します。
また、「糊口(ここう)」だけで「貧しい暮らしをする」という意味があり、食べていけなくなることを「糊口の道を閉ざされる」と言います。
それでは、糊口を凌ぐの使い方を例文で見ていきましょう\(^o^)/
「本業だけではとうてい食べていけないので、内職をして糊口を凌ぐ。」
「これまでなんとか糊口を凌いできたが、そろそろ限界だ。」
「家族の糊口を凌ぐために、働かなくてはならない。」
「苦しい時期もありますが、なんとか糊口を凌いでいます。」
「仕事が少ない時期は、絵を描いて糊口を凌いでいる。」
「急に取引先が倒産し、糊口を凌ぐことができなくなった。」
糊口を凌ぐについて、最後まで読んでいただきありがとうございました!
糊口を凌ぐ生活からは、早く脱却したいですね。

