以心伝心の意味は?由来や類語は?使い方を例文で簡単に紹介!以心伝心の意味は二人の距離つなぐテレパシー!?以心伝心の由来はお釈迦様のお話!?以心伝心の類語はあるの?以心伝心の反対語は同床異夢?以心伝心を英語で表現すると?以心伝心の使い方を例文で簡単に紹介します!
以心伝心の意味は?

以心伝心は、日常生活でもよく聞く言葉ですね。
テレパシー的なものや、夫婦やカップルの愛の力というイメージです。
ORANGE RANGE(オレンジレンジ)の楽曲に以心電信がありましたね。
また、韓国ドラマ(韓ドラ)に医心伝心~脈あり!恋あり?~があります。
今日は、以心伝心について解説していきます\(^o^)/
①仏教用語で、言葉や文字では表せない仏法の奥義を師から弟子へ伝えること。
②お互いの考えていることが、言葉を使わないでも分かること。
以心伝心は、日常生活では②の無言のうちに、お互いの心と心が通じ合うことという意味で使われます。
読み方は、「いしんでんしん」で、「意心伝心」と書くのは誤りです。
ちなみに、以心伝心は「心を持って心に伝う」と訓読します。
以心伝心の間柄と言うと、「わざわざ口で説明しなくても、思いが自然に相手に通じるような深い間柄」という意味になります。
以心伝心の由来は?

元々以心伝心は①の仏語で、無言のうちに、悟りの内容や仏法の真理を人に伝達することという意味です。
以心伝心の由来は、「禅源諸詮集都序」や「六祖大師法宝壇経・行由品」の中の句が語源だと言われています。
「景徳伝灯録」に記されている、以心伝心の元々のお話を紹介します。
お釈迦様が大勢の前で演説中に、何も言わず花をひねりました。
ほとんどの人は意味がよく分かりませんでしたが、「摩訶迦葉(まかかしょう)」という弟子だけがお釈迦様の心を悟って微笑んだのです。
この故事から、言わなくても気持ちが伝わるという意味の「以心伝心」が生まれました。
また、このお話から拈華微笑(ねんげみしょう)という言葉も生まれました。
拈華微笑も以心伝心と同じ意味になります。
以心伝心の類語と反対語は?

ここでは、以心伝心の類語と反対語を紹介していきます\(^o^)/
拈華微笑、不立文字、教外別伝、
神会黙契、維摩一黙、感応道交、など
以心伝心の類語の四字熟語は難しいものばかりですね。
簡単な言葉では、意気投合・シンパシー・共感・波長が合う・阿吽の呼吸・馬が合うなどと言い換えることもできます。
以心伝心を英語で言うと?
以心伝心の細かく説明しなくても、お互いの心を理解しあっているというニュアンスを表す言葉には、以下のようなものがあります。
- read each other’s mind
- ability to understand each other without language
- We get each other.
- in tune with each other
など
以心伝心の使い方を例文で簡単に紹介!

それでは、以心伝心の使い方を例文で簡単に紹介していきます\(^o^)/
「彼とは幼馴染だから、以心伝心の仲なの♡」
「以心伝心の親友は、ぼくが何をしてほしいかすぐに分かってくれる」
「いくら妻とは以心伝心の間柄とはいえ、言葉で感謝の気持ちを伝えることも大事だ」
「愛犬とは昔から以心伝心で、落ち込んでいるとなぐさめてくれるんだ」
「以心伝心ゲームは、古今東西ゲームとも呼ばれている」
以心伝心について、最後まで読んでいただきありがとうございました!
以心伝心の仲の恋人って、なんだか憧れてしまいますね!

