飛躍の意味とは?躍進/活躍/跳躍との違いは?四字熟語の暗中飛躍や類義語も!「今年は飛躍の年にします」と使われる飛躍。飛躍の読み方とは?飛躍の意味は三つある?!飛躍の類義語や対義語を紹介!飛躍と躍進と活躍と跳躍の違いは?四字熟語の暗中飛躍って?飛躍の使い方も例文で解説!
もくじ
飛躍の読み方と意味とは?

「今年は飛躍の年にします」と「飛躍」をスローガンや標語に掲げることがありますね。
今日は、飛躍について解説していきましょう\(^o^)/
①高く飛び上がること
②大きく発展して活躍すること
③論理や考え方が順を追わずに飛び越して進むこと
まず、飛躍の読み方は「ひやく」です。
「飛」は地を離れて空中に上がること、「躍」は勢いよくジャンプするという意味を持つ漢字です。
飛躍の意味は三つあるので、それぞれ順番に見ていきましょう\(^o^)/
①高く飛び上がること
飛躍の一つ目の意味は、大きく高く飛ぶことです。
スキーでジャンプ台から飛ぶ姿をイメージしましょう。
②大きく発展して活躍すること
飛躍の二つ目の意味は、物事が勢いよく進歩・向上して、活躍することです。
「今年は飛躍の年にします」は、「今年は大きく成果を上げる年にします」と宣言していることになりますね。
また、この意味での飛躍は「飛躍的」と使われることも多いです。
物事の進歩・発展・向上が急激であること。
「科学技術の飛躍的な進歩」といえば、「科学技術が目覚ましい発展をした」ことになります。
③論理や考え方が順を追わずに飛び越して進むこと
飛躍の三つ目の意味は、論理や考え方・ストーリーなどが、正常な順序や段階を踏まずに、急に飛び離れたところに移ることです。
「話が飛躍しすぎだ」と言われた場合、話が脈絡なく関係ない方向に飛んでしまっていることになります。
飛躍の類義語は?

ここでは、飛躍の類義語を紹介します\(^o^)/
活躍(かつやく):めざましく活動すること
向上(こうじょう):よりよい方向、すぐれた状態に向かうこと
進化(しんか):事物が進歩して、よりすぐれたものや複雑なものになること
進歩(しんぽ):次第によい方、望ましい方へ進み変わって行くこと
成長(せいちょう):育って成熟すること
前進(ぜんしん):前へ進むこと
跳躍(ちょうやく):地面をけって飛びはねること
発達(はったつ):成長して、以前よりも大きくなること
発展(はってん):物事が、より進んだ段階に移っていくこと
飛翔(ひしょう):はばたいて空を飛んで行くこと
躍進(やくしん):めざましい勢いで進出すること
飛躍の類語は座右の銘やスローガンにぴったりの熟語ばかりですね!
飛躍を簡単な言葉で言い換えると、「大きく進化する・レベルアップする・パワーアップする」などになります。
飛躍と躍進と活躍と跳躍の違いは?
飛躍の類語に躍進・活躍・跳躍がありますが、違いはあるのでしょうか?
めざましい勢いで進出・発展すること。
飛躍はめざましく活躍することですが、躍進は目覚ましい勢いで発展・進出することです。
飛躍は、論理が正常な段階を踏まないで進められる意味もありますが、躍進はこの意味では使われません。
めざましく活動すること。
飛躍と活躍は同じ意味で使われますが、飛躍の方がより目覚ましい成果を上げるニュアンスです。
地面をけって飛びはねること。
跳躍は飛び上がる動作そのもので、飛躍は高く飛び上がることです。
飛躍は目覚ましく進歩することや、順序を飛び越して進むことも指しますが、跳躍にはこれらの意味はありません。
飛躍の対義語は?

飛躍の対義語は、「成長しない」もしくは「成長のスピードがゆっくり」という意味合いの言葉になりますね。
減退(げんたい):減って少なくなること
後退(こうたい):勢いが衰えたり程度が低くなったりすること
衰退(すいたい):勢いや活力が衰え弱まること
漸進(ぜんしん):段階を追って少しずつ進んで行くこと
停滞(ていたい):物事が順調に進まないこと
低迷(ていめい):悪い状態を抜け出せずに迷うこと
廃退(はいたい):行われなくなったり、使われなくなったりしてすたれること
四字熟語の暗中飛躍とは?

「飛躍」が含まれる四字熟語に、暗中飛躍があります。
読み方は「あんちゅうひやく」。
ひそかに画策して、活躍すること。
「暗中」は、「こっそりと陰で」の意味です。
暗中飛躍は、人に知られないように、こっそりと活躍することです。
使い方としては、「仲間の暗中飛躍のおかげで、決着をつけることができた」などの例文があります。
英語では「the leap in the dark(暗闇での活躍)」と言い、日本語と同じ意味ですね。
飛躍の使い方(例文)を紹介!

それでは、飛躍の使い方を例文で見ていきましょう\(^o^)/
①高く飛び上がること
「スキー選手が滑走路を滑り降りて、ジャンプ台から飛躍する」
「うさぎは飛躍を象徴した動物だ」
「ペガサスが空高く飛躍する」
②大きく発展して活躍すること
「さらなる飛躍の年にできるよう、お祈りしております」
「今年はプロ野球選手として飛躍できるように頑張ります」
「オリンピックに向けて、日本の飛躍を願う」
「サッカーの才能が飛躍的な成長を遂げる」
「店の売り上げのグラフが飛躍的に伸びる」
「仕事を始めて3年目、来年こそ飛躍的に進歩する1年にしたい」
③論理や考え方が順を追わずに飛び越して進むこと
「部署内で議論していると、話が飛躍することが多い」
「君の研究の結論は飛躍しすぎで説得力がない」
「書類の文章の論理が飛躍していて読みにくい」
「この本のシナリオが飛躍しすぎて面白くない」
「天才は、普通の人にはできない思考の飛躍ができる」
「さらなる飛躍の年とするべく努力する所存です」と年賀状に一言添えても良さそうですね。
飛躍について、最後まで読んでいただきありがとうございました!
飛躍を目標や抱負にして、さらなる飛躍を目指しましょう!

