エピローグの意味とは?由来(語源)はギリシャ語?類語や使い方(例文)も!エピローグって何?エピローグの日本語や英語・類語は?あとがきとは違うの?エピローグの由来(語源)はギリシャ語?エピローグの対義語はプロローグ?エピローグの映画や小説での使い方は?エピローグの例文も紹介!
もくじ
エピローグって何?意味とは?

小説や楽曲で「エピローグ」というタイトルがありますが、どのような意味なのでしょうか?
今日は、エピローグについて解説していきましょう\(^o^)/
①劇の最後に俳優が観客に向かって述べる言葉。納め口上。
②小説などの結びの部分。終章。
③楽曲の小終結部。
④物事の結末。
エピローグを簡単にいえば、終わりの部分や結びの言葉のことです。
小説や演劇などで、セリフで物語を締めくくったり、結末を補足したりする性質があります。
比喩的に、物事の結末という意味でも使われます。
例えば、「人生のエピローグを迎える」では、「もうすぐ寿命を終えること」の意味です。
エピローグの日本語は?
エピローグは日本語では、
- 演劇なら、納め口上や結びの言葉、閉幕の辞、終幕
- 音楽なら、終章や終曲
- 小説なら、末尾や結尾
などと和訳されます。
日本語よりも、カタカナで「エピローグ」と表記するのが一番カッコいいですね。
エピローグはあとがきとは違うの?
エピローグは、映画やドラマなどの物語を完結させるために、物語中の視点から描かれた結末のことです。
小説などの最後に著者自身の言葉として書かれた文章は、あとがきと呼ばれて区別されます。
エピローグの英語は?

エピローグの英語の綴りは「epilogue」です。
①文学作品の結びの言葉
②演劇の納め口上
エピローグの由来(語源)はギリシャ語?
エピローグの語源は、ギリシャ語で「結びの言葉」を意味する「エピロゴス(epílogos)」が由来です。
「エピロゴス」は、元々はギリシャの古代演劇の用語です。
エピローグは、プロローグとともに、イギリスの王政復古期演劇から18世紀にかけて最も盛んに用いられました。
エピローグ(epilogue)と同語源の英単語をこの機会に覚えてしまいましょう\(^o^)/
英語の「epi」は「上の」という意味があります。
エピローグ(epilogue)は、物語の上に追加で語られることというわけですね。
- epidemic(エピデミック):伝染性の、伝染病
- epicenter(エピセンター):震源地、核心、中心
- epigraph(エピグラフ):碑文
- epidermis(エピダーミス):表皮
また、「logue」はラテン語の「logia」が由来で、「話」の意味です。
- dialogue(ダイアローグ):対話、ダイアローグ
- epilogue(エピローグ):エピローグ、結びの言葉
- logic(ロジック):論理、ロジック
- monologue(モノローグ):独り言、独白
プロローグはエピローグの対義語

エピローグは終わりの部分ですが、対義語の始まりの部分を指す言葉はプロローグです。
英語で「prologue」。
①演劇の前口上のこと。序幕。
②小説などの文学作品で、本筋の展開に先立つ前置きの部分。
③物事の始まり。事件の発端。
プロローグには、文学作品の主題の説明や、進行を指示する役割があります。
エピローグよりも、最初に読者や観衆を引きつけないといけないので、プロローグの方が大事になってきますね。
ちなみに、プロローグの語源は、ギリシャ語で「前の言葉」を意味する「prólogos(プロロゴス)」です。
古代ギリシャ劇において、コロスの最初の登場に先立つ部分を「プロロゴス」と呼んだのが始まりです。
エピローグの類語は?
ここでは、エピローグの類語や言い換え表現を紹介します\(^o^)/
エンディング、エンドロール、
フィナーレ、フィニッシュ、
大団円、大詰め、ラスト、
終幕、終曲、仕舞い、最後、
終盤、エンド、終末、など
エピローグの使い方は?映画や小説で使われる?

エピローグは、映画や小説・ドラマなど、様々な分野の作品で使われます。
登場人物たちのその後を説明する役割があり、エピローグがないとモヤっとしたままになってしまいますね。
小説
小説では、最終章がエピローグとして使われることが多いです。
物語の後日談だったり、未解決部分のネタばらしだったり、続編をほのめかす内容だったりします。
映画
映画では、エンドロールでエピローグを流すことが多いです。
登場人物のその後だったり、ドキュメンタリー映画では実際の映像が流れたりします。
演劇
演劇では、演目が終わって、メインキャストが観客に向かって話しかける閉幕の挨拶がエピローグです。
劇の世界観の説明など、補足場面が付け加えられることもあります。
音楽
音楽では、楽曲や楽章の終結部(コーダ)や小終結部(コデッタ)のことをプロローグと呼びます。
最終章と言い換えることもできます。
また、CDを一つのコンセプトとして制作したときに、最終章を物語る楽曲名に「エピローグ」がつけられることがあります。
その場合は、最初に「プロローグ」というタイトルで始まりを象徴する曲が収録されていることが多いです。
エピローグの例文を紹介!
最後に、エピローグの例文を紹介していきましょう\(^o^)/
「エピローグにより、隠された真実が明らかになった。」
「20年以上連載した漫画が、ついにエピローグを迎えた。」
「小説のエピローグをどう書こうか悩んでいる。」
「これで思い残すところなく、人生のエピローグを迎えられる。」
エピローグについて、最後まで読んでいただきありがとうございました!
プロローグとエピローグの意味を知ると、より深く作品を味わえるようになりますね。

