アルチザンの意味とは?フランス語?服やファッションブランドにもある?アルチザンの意味はフランス語で職人?芸術家のアルチスト/アーティストの違いは?アルチザンの語源って?アルチザンチーズやアルチザンブレッドはどんなチーズ/パン?服やファッションのアルチザン系ブランドについても解説!
もくじ
アルチザンの意味とは?フランス語なの?
今日は、アルチザンについて解説していきましょう\(^o^)/
フランス語で「artisan」。
職人のこと。
アルチザンは、フランス語で「職人」を意味する言葉です。
「アーチザン」とも言われます。
アルチザンの意味する「職人」とは、技術は優秀だけれども、芸術的な感動のない作品を作る人のことです。
そのような職人を批判するニュアンスも含んでいます。
最近は、いわゆる「職人芸」が見直されつつあり、アルチザンの評価も上がってきています。
アルチザンの手作業の技術こそ、伝統工芸を次の世代に受け継いでいくために欠かせないのです。
日本語のカタカナ語として「アルチザン」を使うときは、批判的な意味合いはありません。
主に、手作業で製品を作る「職人」や「匠」の意味で使われます。
アルチザンとアルチスト/アーティストの違いは?
アルチザン(artisan)が「職人」を指すのに対し…
「芸術家」は、フランス語でアルチスト(altiste)、英語でアーティスト(artist)と言います。
精巧な技術を持っているけれど、芸術的感動が薄い職人は、アルチザン。
観る人に芸術的感動を与える作品を作る芸術家は、アルチストやアーティストと呼びましょう。
ちなみに、山下達郎のアルバムに「アルチザン」がありますが…
「自称アーティスト」のクリエイティブを重視するミュージシャンが増えた当時の流れに反抗して、このタイトルにしたと言われています。
アルチザンの語源は?
フランス語のアルチザン(artisan)の語源は、ラテン語で「熟練」を意味する「artītus」が由来です。
「artītus」は、「技術を習得する」という意味の「artiō」の過去分詞。
「技術を習得済み」ということで、「職人」を表すようになりました。
アルチザンと同語源の英語を一緒に覚えてしまいましょう\(^o^)/
どの英単語もラテン語で技や芸術を意味する「art-」が由来になっています。
- art:芸術
- artist:画家
- artistic:芸術的な
- artful:ずる賢い
- artless:非芸術的な、飾り気がない
- artifice:策略、工夫
- artificial:人口の
アルチザンが含まれる言葉の意味を解説!
アルチザンチーズ
昔ながらの伝統製法と職人の技術により、手作業で丁寧に作られたチーズのこと。
アルチザンチーズは、職人さんの手作業で作られる、希少価値が高いチーズです。
コストコで買える「BEECHER’S フラッグシップチーズ」も、アルチザンチーズの一つ。
そのままでも十分おいしいですが、サンドイッチやお肉との相性も抜群ですよ。
アルチザンブレッドはどんなパン?
職人技のパンのこと。
アルチザンブレッドは、ヨーロッパやアメリカで人気のある手作り感が溢れるパンです。
酵母を使って大量生産するパンではなく、発酵の難しいブドウやリンゴなどの自然の酵母を職人が調合して作り上げるのがアルチザンブレッドです。
服やファッションのアルチザン系ブランドとは?
服やファッションの分野では、アルチザン系というジャンルがあります。
職人気質のこだわり抜いた商品を出しているブランドのこと。
どのブランドをアルチザン系ブランドと呼ぶかは人によって定義は異なりますが…
手作業でとことんこだわり抜いて縫製したり、あるいは生地を折るところから始めたり。
職人技を凝縮させた服作りをしているのが特徴です。
アルチザンについて、最後まで読んでいただきありがとうございました!
アルチザンと名のつくものは、職人さんが丹精込めて作り上げているモノなんですね。